あと1週間をどう過ごすか。
今日を含めて税理士試験までいよいよあと1週間。
残された時間でどうもがくか。
すでに模試で合格確実ラインにいる方はその調子でコンディションを整えつつ、体調にだけ気を付けて頂けたらと思いますが、そうではない場合、まだ打つ手はあります。

簿記論の勝ち方
この期に及んで総合問題はもういいでしょう。
おそらく大半の受験生が難度の高い模試の解き直しをひたすら繰り返していることと思います(講師がそのようにアドバイスするので)。
それよりも残り数日間は「+1点」をどう積み上げるかに注力した方が良いかなと。
1点増えれば順位が30位はジャンプアップすると言われます。
だとしたら個別問題で苦手な論点をやることをお勧めします。
例えば減価償却の級数法、特殊商品売買、為替予約(原則・振当)、ヘッジ…この辺りを苦手としている人は多いです。
ヘッジ以外は基礎問レベル。なのに模試の解き直しに夢中になるとこの辺りが漏れるもの。
僕自身、過去の不合格時に「コレ出すか⁉︎」と痛感したものです。
税法の勝ち方
税法に関しては日々の積み重ねがモノを言うので…この期に及んで「理論が回せてない」は難しいかなと。
とはいえ同業者仲間の中には「ヤマが当たって半年しかやってないのに一発合格した」という猛者が数人いるのも事実。
彼らは「各校の予想」だけをやっていたと言います。
もしかしたら予備校によっては出題者にパイプがあるのかも知れません(だとしたら大問題だと思いますが)。
暗記が追い付いてる人はこの時期には既にスラスラだと思います(僕は所得税を合格した時は前日に一周、当日試験開始前にもう一周できました)。
そうでないのなら、最重要論点をとにかく読み回しましょう。
その場合は過去に何度か記した「7回素読み暗記法」がオススメです。
おわりに
簿記論にしても理論暗記のある科目にしても、まだやれる事はいくらでもあります。
いくらでもある中で残された時間はわずかですから、どう効率よくやるか。
「あともう一歩」で伸び悩み、追い込まれているようでしたら個別問題に全振りしてみて下さい。
意外にも間違えまくって凹みますが、本試験前に弱点を発見して克服する猶予があります。
僕のように全統で全国上位5%に入っても落ちた人間がいる中で、1年もかけず一発合格する人もいるのが税理士試験。
運の要素も強い試験ですが僕のように受験生活が18年にも渡らぬよう、最後まで闘って欲しいと切に願います。
闘う心があれば負けはしません。