ありがとうございます!
嬉しいサプライズギフトが届きました。
僕は大学院の修士課程を修了し、所得税の修士論文が国税審議会の審査をパスして税理士になりました。
その時、周りの同期は4〜6ヶ月で結果通知が来たのですが、所得税の僕は11ヶ月かかりました。
あれから4〜5年経った今も審査期間が長いようで、僕の経験(不作為の審査請求)を記したブログをご覧になられた方から質問を頂きました。
聞けば聞くほど当時の僕と同じ境遇で、どんな理由があるにせよ審査が所得税だけ遅過ぎる…。もしかしたら今も当時と同じ審査官なのかもしれません。
多忙な大ベテランの税理士先生なのか、多忙な大学教授なのか、怠惰な役人なのか、誰が審査してるか知りませんが、僕らは人生を賭けて挑んでいるわけです。
僕の場合も、当時勤めていた事務所のボスが高齢で体が衰えてきて入院したりやる気を失いかけてたりで…事務所を畳むということになっていました。
審査が1ヶ月遅れれば税理士登録もさらに遅れるのでその間仕事を失います。開業の準備もあるのでアルバイトなんかしている場合ではありません。
登録ができなければただの無資格者で無職になりますので、開業資金の融資の話もできません。独立するための事務所も借りられません。
とにかく困るわけです。
国税庁に4回問い合わせの電話を試みるも「審査中です」の一点張りでおおよその時期や進捗状況などは一切教えてくれません。
焦りと憤りが限界だったので「不作為の審査請求」というものを行って「オイ!俺の審査結果どーなってんだ⁉︎」と言わんばかりに国に対してクレームを入れたわけですが…その直後に「審査の結果パスしたから審査請求を取り下げて下さい」との電話がありました。
誰が取り下げるもんか!と思ったのですが、念を押して聞いて、本当にパスしたのならと仕方無く取り下げてやったものです。
おわりに
不作為の審査請求は権利ですから、同じ境遇の方は半年経ってもまだ審査が続くのであれば請求をすべきでしょう。税理士試験は4ヶ月で結果が出るのですから。
あの時の僕は焦りもありましたけど、それ以上に地べたを這いつくばって泥をすすって根性論100%のフィールドでやっと目標を掴みかけているチャレンジャーをないがしろにしているような態度に腹が立って仕方ありませんでした。生殺与奪の権を奴らに握られてるような感じが許せませんでした。
それ故に誰もやっていなかった不作為の審査請求に挑んだわけですが、国税庁に目を付けられるとか税理士会で理不尽な扱いを受けるなどという事もなく穏やかに暮らしています。
僕の経験が今まさに闘っている同志の役に立っているのなら光栄です。
勇気を出してこんな捻くれた人間にメッセージをくれたWさんの税理士として、公認会計士としての未来が一日も早く拓かれるよう祈るばかりです。
素敵な贈り物をありがとうございました!