自分のコミュニティを作る
独立してもうじき5年。
いまだに「ひとり税理士」として、雇わず・雇われず自由に暮らしています。
人見知り、根暗、コミュ症…そんな自分ですが(なぜか信じてもらえない)、そんな僕が主催しているコミュニティ「タナ会」があります。
誰が言い出したのか知りませんが、いつも僕が音頭を取っていたので、田中会→タナ会となりました(笑)
「学び」の場として作ったけれど…。
独立したばかりの頃、ひとりでやっていく事は決めていたけど、一人で全ての税務判断を下すのは恐怖でした。
そこで、受験時代から繋がりがあった同期の税理士仲間を誘い、飲みの席で質問をしてみようと企てたのです。
お酒が入るので、質問はほどほど。大半が事務所経営の方針やいささか癖の強いお客様の愚痴…そんな近況報告会です。
いわゆる「意識高い系」や「朝活」のような集まりではなく、とにかくゆるい集まり。
最初は2〜3人だったのですが、今となってはフルメンバーで20人近く。ほとんどが税理士です。
飲むことも遊ぶことも学び。
「学び」と聞くと、セミナーに行く、専門書を読み込む…と座学を思い浮かべますが、僕はこういうのが大の苦手です。
高校生の頃、数学で赤点を取りましたし、大学受験は全て失敗して最終手段の何の興味も無い学科に進学したような有り様だったので(だから税理士と出会いましたが)。
だからお題を持ち合って議論するような「勉強会」はつまらない。
つまらないと続かない。
僕なりの「学び」を考えました。
そしたらいつの間にか超やり手の税理士や労務士、銀行員、税理士受験生…普段では恐れ多くて気安く声を掛けられないような人も来てくれます。
なのにこの場は全く意識が高くない。
僕が乾杯の音頭を取るだけで、あとはどうぞご自由に。というスタンスがそうさせているようで、タナ会は気楽なんだそうです。
気楽な中で情報交換をしたり相談事をしてみたり、それでも得るものがあって学びになっています。
おわりに
社会人のコミュニティはどうも「やるぞー!やるぞーー!!やるぞーーーっ!!!」って成功を追い求めるのが多いように感じます。
ある種の強迫観念のような。
「◯◯しなければならない」というのはやらされてる感があるので、いつか限界が来てしまうと思います。
そうではなくて、面白そうだったから何となく来てたら良い方向にいった。それが理想です。
「ひとり税理士」のお手本にしている先生が偶然同じこと(もっとずっと高貴ですが)をされていたので、感化されて書いてみました。