売上除外はアウト。

小売業やサービス業などで一個人の消費者に対する商売をしている人などを介して耳にする「売上除外」。

人生賭けて掴んだ税理士章

サービスを提供したお客さんの中には「レシート(領収書)いらないよ」と言って勘定を済ませる人がしばしばいらっしゃるとの事。

売り上げてお金をもらうわけですが、領収書を発行しない、レジも無い、となるとその売上の記録が残らないわけです。

なのでそのお金を自分の小遣いにして売上に計上しない。

売上を減らせれば税金が安くなる。

バレなきゃ良い。

これで済まされてきてしまった人間が若手同業者にこの脱税の手口を教えるわけです。

僕に脱税の話が来たら、当然受け付けませんし見逃しません。

お断りしているのに強引に依頼される場合、税務署に伝えます。

お巡りさんの目の前で信号無視して「見逃して」なんてのはありえません。

おわりに

税理士業をやってると、こういう残念な考え方の人間と時々出くわします。

契約前に一瞬でも出くわしてしまったこと自体バリアが弱かったという事なので、僕の甘さ・落ち度かもしれないのですが、幸いこういった脱税指南を嫌がって「ちゃんとやりたい」と言って相談しに来てくれます。

聞けば古くさい脱税の手口を吹聴してるのはベテランの先輩事業者だそう。

時代は令和。いつまでも昭和くさい見苦しいことはせず、ちゃんと経理して財務状態を正しく把握して事業展開していく。

そういう人の方が商売に勢いがありますし、生き方かっこいいです。