過去の闘いをモチベーションに
というタイトルで、僕に「ひとり税理士」という道を教えてくれ、背中を押してくれた井ノ上陽一先生がブログを書かれていました。
僕も昔雇われていた税理士事務所の前を通ると今でもモヤモヤします。
独立した税理士あるあるかも知れませんが「即戦力ヲ求ム」という求人ばかりで何ヶ所か不採用となっていたところをパートで拾って頂いたものです。
その恩義は感じています(それで15年間移籍せず在籍しました)。
今はもうその事務所は無く空きテナントとなっていますが、当時は我慢の毎日でした。
ムードメーカーであり仕事に厳しかった副社長が入社数年で他界した後は、正反対の性格のボスと他所で働けないから親元でのほほんと仕事してる子(と言っても僕よりずっと歳上)、ロクに仕事もせずやりたい放題のお局様…。
そもそも始業時間が9時だったのに、その時間に事務所にいるのは僕だけというユルさ。
こういう環境だったので、同時入社のパートのおばちゃんは副所長が亡くなった直後に「こんな所イヤ!」と辞めてしまい、その日から拠り所を失いました。
その後も採用は全く無くて正社員になったものの、僕が辞めるまで業績悪化による減給はあっても「合格科目増えたら給料増やす」と言っていたのを反故にされ、昇給、賞与、社保(数年で外された)は無く…。
(ボーナスの季節になると業績の悪い関与先の試算表を全員の机に並べて「どこもボーナスなんて出ていない」と)
ほんの短期間ボスの気まぐれで寸志程度のものはありましたけど、税理士バッジが付いても待遇は変わらず、40歳税理士・年収400万円未満。でした。
事務所に明るいものを感じてなかったので受験最優先にして色々ブロックしていたのでお互い様ですが。
今、職場にモヤモヤを感じながら受験をしている人、税理士にはなったけど何となくずっと燃え尽き症候群を感じている人は過去の闘いを思い出してモチベーションにしましょう。
一年でも早く合格して脱出するモチベーション、とっとと辞めて移籍するモチベーション、収入を絶って受験に専念するモチベーションなど何でも。
100%井ノ上先生の受け売りですが、僕も今思い出したので少し過去を振り返って綴っておきます。