たまには原点に戻る
近所の税理士仲間の人事管理の悩みを聞いていたら「大原に行こう!」という話になりました。

この階段の昇り降りを何往復したことか…。社会人受講生の中では今でもトップ5には入るでしょう。長年居座っていたので。
この景色を見ると受験時代の心境をリアルに思い出します。
最後の合格通知を手にした時に部屋でひとり号泣したことや、不合格を当時の事務所に報告する前に「どうだった?落ちた?」などと受験もしていないお局様に言われてぶっさらってやらっかと怒りを感じたこと、担当していたお客様の社長の息子に「あ、やっぱ落ちたんですね」と言われていつか仕返ししてやろうと思ったこと…色々思い出しました。
こんな体験、無難に普通に暮らしていたらなかなか無いなぁと。
そんな折、簿記論で史上最高に不出来な受講生だった僕を呆れながらも最後まで面倒を見てくれた先生と10年振りくらいに再会して、やっと税理士になれたことを報告できたのですが…お互い歳を重ねた見た目になったのに覚えていてくれたのが嬉しく、改めて「目標達成したんだなぁ」としみじみ感じながら帰ってきました。
おわりに
税理士という立場になって、周りから「先生」などと呼ばれるようになると、態度が大きくなったり傲慢になってしまいがち。そんな税理士を数人知っています。
こうしてたまには原点(黒歴史の舞台)に戻ってみると、今の自分を客観的に見ることができました。
知らず知らずのうちに伸びた鼻は時々へし折っておきたいものです。