この期に及んでも焦らない
今年の税理士試験まで1ヶ月を切りました。
僕の周りの受験生たちはようやく模試で良い判定を取れ初めている人もいれば今なおブーストかけて頑張り続けている人、何でかプレッシャーを全く感じていない人、様々です。
平静を装えないのが普通。とにかく焦らない。
自分の体験を踏まえて言えることは、月並みながら「焦りは禁物」ということ。
もちろん、やることだらけなのに残り時間も少なくて焦る気持ちはよく分かります。
ただ、焦って肩肘張った努力は案外と脆いもので、思うように行かないと心が折れます。
日々減っていく残り時間に焦るよりも「1日に総合問題を2つやる→本試験まで42回解ける!」、「1週間で理論1回転させる→まだあと3回転やれる」など、出来ることを積み重ねていった方がプラスに捉えられます。僕はそうしていました。
こうした日々の頑張りの中で自分の成長を感じながら本試験まで突き進む。
そしたらいずれ合格を掴めるというもの。
「あれもこれも…」とやらなければならないものに固執せず、計画とノルマを決めてやる。僕は直前期に大原で配られる冊子の中にあった理論の計画表を守ることをノルマにしていました。
Cランクは出来そうなものだけ、たとえ遅れてもできる限り食らい付く。周回遅れにはならない。そんな感じです。
この時ばかりは「明日できることは今日やらない」ではなく「明日やろうは馬鹿野郎」の気持ちで(それが合格体験談で皆が口を揃えて言う「根性」なのかなと)。
緊張や不安になってあたりまえ。緊張や不安と本気度は比例します。
僕が所得税に合格した年はプレッシャーからくる胃痛と吐き気で一睡もできないわ起きていられないわ胃薬も効かないわ、強烈でした。
でもそのぶん、どうにか会場に着いて自分の席に座ったら妙な安心感があったのを今でも覚えています。
「無事に着けた!あとはやるだけだ」と。
おわりに
今思えば、良い結果が欲しいから良い準備をする努力をしていたように思います。
要領はかなり悪い方でしたが、自分なりに。
それが根性だったのかも知れないし、本試験までの間に成長した部分なのかも知れません。
どうしても「あと3週間しか無い!」焦ってしまうようなら、焦れる時間もあと3週間しかないわけなので、ここはドMになって簿記論の個別問題100問解きましょう。理論なら1日で主要部分を全部回しましょう。
僕が合格できた時は前日に理論1回転できるようになっていましたし、簿記論は総合をやめて個別特化で苦手を潰していきました。