繁忙期がない分、お金がない。
所得税の確定申告期限が近付いています。3月15日まであとわずか。税理士も休日返上、深夜残業、朝残業…壮絶な状況で頑張っている同業者がいっぱいいます。
そんな中で僕はJリーグ観戦をしていました。
開業してもうじき丸2年。まだまだ顧客数は少ない方です。確定申告はもう終えました。
同業者仲間から「早く終わってうらやましい」と言われています。でもそれは、そう言う仲間と比べて遥かに仕事量が少ないからです。
この時期の仕事をガツガツ営業して増やせばお金にはなりますが「繁忙期」になります。
この時期を我慢すれば良いわけですが、僕はそういうのは好きではありません。
「繁忙期がんばったからご褒美」と高級時計を買った人がいますが、僕には100万円の腕時計を仕事を頑張ったご褒美にはできません。せいぜいスニーカーを何足か買い足したくらいです。
買うお金が無いわけではないのですが、それほどではないにせよ時計は持っているので。
今回の確定申告で300万円とか500万円とか売上があればサクッと買えるのでしょうが、それほどの仕事量では使う暇がないというのもあるでしょう。
多量の仕事で積み重なったストレスの発散で大きな買い物をするというのは僕は好きではありません。繁忙期は毎年やってくるので年々「ご褒美」がエスカレートしそうですし。
そういったストレスが溜まる仕事や発散が必要な仕事は独立後はなるべくやらないようにしています。
確定申告期のいわゆる「繁忙期」であっても法人の決算や役員会の出席、月次監査といった通常業務はあるわけです。そこを「繁忙期で遅くなります。すみません」というのは嫌です。
繁忙期を作らないということは、その分お金を手にするチャンスを手放すということ。食べていくにはお金が必要なので、それを手放すということは覚悟が必要です。
負け惜しみとも捉えられますが、ひとりで50件とか80件とかやったら僕なら過労死します。
それでもお金が欲しければ、繁忙期などなくてもお金が入ってくる仕組みを作るとか、いっそ腹をくくってバリバリ働きまくるか、いずれにせよ覚悟が必要です。