やったことを覚えていない件
どういったわけか、最近立て続けにお客様や見込客の方から「人柄」を褒められています。
人からそういう評価をして頂けるのはとても嬉しいのですが、いつそれを言ったのか、いつそれをやったのか、果たして本当に田中だったのか…分かりません。
聞けばなかなか良い感じに親身にしていたようなのですが…内心「そんなこと言ったかなぁ」と思うことも。ド忘れしています。
自分の行いに責任を持っていないということでしょうか…だとしたら由々しき問題です。
ともあれ、時々遭遇する態度の悪い店員のようになっていないということは良い事なので安心です。
僕が発する声色や語彙、言葉遣いから「落語やってる?」と聞かれたり、アナウンサーと間違われたり、どうやら声に特徴があるようなのですが、そういった特徴をトータルして良い評価を得られるのは有難いこと。
税じゃなくて声を仕事にすれば良かったかも知れません(笑)
人である以上、人の社会で生きていかざるを得ないので。
当たり前ですが、そこに拘りはあるかなと。それが結果として有難い評価に繋がっているのかもしれません。
僕は税理士は「先生業」ではなく「接客業」だと思っているので、過去のビアガーデンやスーパーなどの接客アルバイトの経験が役立っています(酔っ払いの対応や重たい荷物を持てないお年寄りの対応など)。
いらっしゃいませ、まいどあり(ありがとうございます)を言っていますし、上から目線でモノを言うこともありません(言えない性分)。
だからといってそれが集客に有利などということもありませんが、せめて相手を不快にさせない、また会いたいと思ってもらえるよう、そういう心掛けはあります。
商売人である以上、好印象を与える行動を選んだ方が吉です。商売でなくても、会う度に世の中の不平不満を言ってるような人よりも芯の通ったこと、面白いことを言ってる人と一緒にいたいものです。
と、このように考えて日々を過ごしていると、良くしたものでそういう人との出会いに恵まれます。
業界は違えど、自分が売っているモノにしっかり命を吹き込んでいる人、何かにチャレンジしている人、日々充実している人…およそ自分など足元にも及ばないような人とのご縁にも恵まれます。
すごいなぁ、ありがたいなぁと思っていたのですが、聞けば僕自身がそういった人の所に飛び込んで行っているのだそう(人見知りの陰キャなのですが…)。
年齢性別問わず、凄いなぁと思う人の所には確かに会いに行っています(お店なので客という立場だから行ける)。何度か行ってみて観察しているうちに声をかけてもらえるようになったら色々聞いてみる。そんなことをしています。
そこで学びや共感、意気投合が得られるわけです。日頃「俺は客だぞ?客は神さまだろ?」みたいな態度では決して得られないものです。
人様の生業・稼業を見て自らをブラッシュアップする。
誰に教わるでもなく、自らのダメさ加減に嫌気がしていて何とかしなきゃと思っているうちに身に付いていたスキルが今となっては良い方向に導いてくれます。
「学ぶ」は「真似ぶ」といいます(語源が同じ)。良いなぁと思ったことを真似てみるときっと良いことが身に起こるのでしょう。