静岡の月次支援金

まん延防止等重点措置から緊急事態宣言に。

8月に入って静岡もまん延防止等重点措置の実施区域とされ、8月20日からは緊急事態宣言の対象となることが決定しました。

そのためなのか、お盆休みが明けてから「月次支援金」の問い合わせが急増しています。電話は勘弁して欲しいのですが…。

まことに勝手ながら、当事務所は月次支援金や一時支援金などの業務は受け付けておりません。現在、入院中のひとり税理士の事務所の補助もおこなっており僕一人で二つの事務所を切り盛りしているため、そちらまで対応する余裕がない状況なのです。申し訳ありません。

それでも、「税理士なら誰でもやってくれるだろうと思って」、「頼めば労せずお金がもらえるんでしょ?」と実際に仰る方もいまして、チョット伝わってないなと思っている次第です。去年or一昨年の月間売上と比べて50%以上減ってたらもらえる。そこだけしか見ていないのかなと。

頼む前にまず目を通していただきたいものがこちら

用意すべき必要書類や手続きの手順が書かれていますので、まずはご自身がざっくり把握してください(支援金をもらいたい方ご本人がやるべき作業もございます)。ご本人様が最低限やるべきこととして以下のものがあります。

  1. 月次支援金ホームページの仮登録画面にメアドや電話番号を入力して申請IDを入手する→仮登録はこちら
  2. 必要書類の準備をする(収受印付き(e-Taxの場合は受信通知)の確定申告控えや身分証明書など)
  3. 2019年1月~2021年対象月までの売上台帳や請求書、領収書などの証拠書類の用意
  4. 2019年1月以降の事業の取引を記録している通帳の用意
  5. 本人が自署した宣誓・同意書の用意

すでに一時支援金や月次支援金を受給したことがある方は必要情報の入力と対象月の売上台帳の添付くらいで終わりますが、静岡は今回が初めてです。なので事前準備が必要です

「登録確認機関」にお願いして事前確認をしなければならない

持続化給付金のときとは違い、月次支援金をもらいたいなぁと思ったら、まず「登録確認機関」に事業を実施しているか、給付対象等を正しく理解しているかなどの事前確認を受けなければなりません。税理士なら誰でもオッケーというわけではなく、登録確認機関として認定されている税理士などでなければなりません(コールセンターに問い合わせて教えていただきました)
。登録確認機関はこちらで検索できます

静岡でしたら静岡焼津信用金庫が大々的にやってくれているようなので、最寄りの静岡焼津信用金庫に問い合わせてみたら良いでしょう。税理士や会計士などに依頼したら手数料が発生するかも知れませんが、金融機関なら無料でしょう。静信のみならず最寄りの金融機関の窓口で聞いてみても良いかと。

「事前確認」とはなんぞや?と思った方はこちらをご覧ください。

静岡はいつの分から申請できるの?

8月から蔓延防止等重点措置の対象となった静岡。

ここぞとばかりに「6月分売上の申請期限が8月末までだから急ぎでやって!」と問い合わせがあった全員から言われました(ごめんなさい。ウチではやってません。だってただでさえ過重労働爆進中なのにボクらは1件につき1,000円しかもらえないんだもん…時間もお金だよ?)。

ふと疑問に思ったのは、「静岡は6月ってマンボーじゃなくね?」ということ。

コールセンターに問い合わせてみたところ、「8月に蔓延防止等重点措置が適用された=8月から申請できる=6月分(8月末〆切)から申請OK」という返答でした。

8月も後半に入りました。登録確認機関の事前確認が受けられるのは申請期限の数日前までです。〆切直前にバタバタしないようにしましょう。

おわりに

勉強のために試しに自分で途中まで入力してみましたが、やはりあくまでご自身でやるものだなと。税理士ができるのはその月の売上の総勘定元帳を作ってあげることくらいでしょう。あとは登録確認機関の税理士なら事前確認するくらい。ご本人様の個人情報や取引先情報はご本人様が入力すべきものですし。

持続化給付金のときのような分かりづらい、コールセンターに繋がらないなんてこともありません。初見でもサクサクできました。

事前確認を頼むにしてもまずはIDを取得しなければ始まらないので、ぜひご自身でやってみてください。これだけの労力で10万円(法人なら20万円)も貰えるのですからやってみる価値は大アリです!

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