一年やってみて思ったこと

一周年記念にご褒美を。メゾンキツネとコラボしたPUMA。

当初は不安だらけだった

開業届を提出したのが去年の4月1日。ちょうど1年経ちました。

最初の2ヶ月は前職の事務所に身を置きつつでしたが。

色んな意味でブラックだったところからの独立で清々したものですが、それでも不安はありました。ひとりでやっていけるのか、食べていけるのか。

今どき独立は珍しいのだそうで方々から無謀だと言われたものです。しかも開業早々のコロナ禍。前年実績が無いので持続化給付金もありませんし、なけなしの貯金を使い果たした上に借金もしてスタートしました。

コネやツテ、土台も無い状態からのスタートだったので月末が近付くと支払いはできるのか、顧問料はちゃんと期日に振り込まれているか、寝付けない夜もありました。

独立して大正解

税理士を目指すきっかけになった当時の「金持ちになれる」という不純な動機は時代の流れとともに音もなく崩れ去りましたが、雇われ時代と比べて遥かに毎日が楽しく感じています。

理不尽や矛盾の中でボスの我流を強要されることもありません。全て自分のやりたいようにやれるわけです。

人を雇うこともしてないので、思った通りに動いてくれない苛立ちもありません。

すべてひとりでやるので抱えられる仕事量は多くないのでそれなりの売上ですし、ひとり=人を雇えないくらい苦しいと思われたりもします。さらに自身にケガや病気が発生したら仕事ができなくなる→収入源が絶たれるというリスクもあります。

そのために税理士報酬以外の収入源もコツコツと形成していく努力をしていますが、そういった中での学びや経験が税理士業にも生きてきます。そういうライフシフトも考えながら生活しています。

雇われ時代はボスに搾取されるばかりの他人事での仕事でしたが、今はすべてが自分事。仕事に対する心構えも変わりました。

何より自分が経営者になったことでお客さんの気持ちが分かるようになりました。これは一番大きい気付きです。

これに気付けたので自ら学ぶ姿勢も変わりましたし、そのための時間を自由に確保することができます。平日の昼間の時間でも勉強に充てられますし、仕事を切り上げて遊びに行くのも自由です。

自分の時間、自分の人生を送れているなぁとしみじみ感じています。

なんだかんだやっていけた。

税理士バッジを手にした頃には積年の不満が露骨に現れるようになり、ボスに対しても声を荒げるようになりました。

偶然、ボスのリタイヤと重なりましたが、従業員を引き継がないと宣言したのもあり、喧嘩別れのようなものでした。

従業員(ボスの身内)とお客さんは向かいの税理士に託していた(事後報告)ので。

それでも15年も在籍していた甲斐あって、何社かは根回しが功を奏して引き続き僕にということになりました。

独立するということはある意味下剋上でもあります。自分がいる事務所が「この事務所に骨を埋めます」と言えるような所でないのなら、独立を考えているのなら、多少の謀は必要かなと。

こういうのも先を見ていたからこその行動です。

同じ税理士会でやっていく場合は穏便にしたい所ですが…なかなか穏便にさせてくれない環境というのも多いので。雇われの身であっても自分事で考えて動く。そうしてれば独立の意識も培われていくのではないかなと。