恩師に手紙を

僕は人並み外れて長い時間をかけて税理士になったわけですが、諦めずに18年も戦い抜けた理由の一つに、とある税理士先生の存在があります。

もともと大原で講師をする傍ら、税理士試験を受け続けていたそうです。

簿、財はストレートに合格したものの、その後税法が全く合格せず、10年後、税法3科目いっぺんに合格したそうです。

そのようなご苦労をされてきた先生なので他人の苦労や痛みが分かり、幾度となく親切に励まして下さいました。

「話してみた限り、キミなら必ず税理士になれる」

「勝てば官軍の世界だから…私も長年悔しさ100%で合格者を見てきた」

自分と同じ苦労をした人が税理士になっていて、「必ず」税理士になれると言ってくれた。

その言葉を頂いてから10年超、ずっと支えの言葉でした。

その後、ご縁を頂いて従業員として拾って頂ける機会があったのですが、条件面で折り合いがつかず差し伸べて頂いた手を振り解いてしまった無礼もありその後疎遠となっていますが、税理士登録し独立を果たした今、ちゃんと手紙を書いて報告しようと。

もはや忘れられてるとは思いますが、本心の感謝の気持ちだけは伝えたいなと。

SNSやIT全盛の時代だからこそ、です。