いざ登録申請。
やっと申請!
この日を18年間夢見ていました。
分不相応な資格に挑んで無駄に多くの時間とお金を費やしてきましたが、やっと税理士バッジを身に付けることが叶います。
今日、税理士会に登録申請書を提出しました。
税理士登録するにはたくさんの書類を用意しなければなりません。
申請書に誓約書に履歴書に実務経験の証明書…とにかくたくさんある上に、それぞれ複数枚必要なものもあります(一番多くて同じものを5枚)。
他には市町村で発行する身分証明や課税証明書も必要です。
社会人にとってはこの証明書が厄介でした。
マイナンバーカードもあってネット全盛の今、未だ市役所へ行って兼用の用紙に記載し窓口へ持っていく。
令和になっても、たかが証明書1枚で延々と待たされる。
「お役所仕事」というものは何なんでしょうね…。
マイナンバーカードとカードリーダーでネット上からPDFで取れないんでしょうか…。
申請後も慌ただしい。
税理士の登録申請書類は所轄の税理士会まで持ち込まねばなりません。僕の場合は静岡の「支部」ではなく名古屋です。
その際に申請手数料5万円の支払いをし、後日申請が通ったのちに登録番号を記載した葉書が送られるので、それの記入です。
僕は免除通知が来てから申請の〆切までの日にちが無かったことと平日に名古屋まで行っていられなかったこともあり、電話で税理士会に問い合わせて事情を話してみたら、書類は郵送、申請手数料は振込で良いということにしてくれました。
書類が受理されたら電話がかかってきて、実態調査を速やかに受けるよう指示を受けました。
実態調査とは、税理士になるにあたり事務所としてちゃんと場所があるか、人間的に大丈夫かなど、担当の税理士先生が見に来ます。
それから申請書類が登録調査部会→登録審査会と進んで行きます。申請書は5枚も書くので色んな所へ回って色んな人の審査を受けます。
このような審査を経て、晴れて税理士になると、自身が所属する税理士会の支部長に電話をするよう言われております。
そろそろ名刺を用意したり(登録番号の葉書が届くまで税理士と記載した名刺を使用したり税理士を名乗るのは禁止です)、ホームページの構想を練ったり、備品を揃えたり…融資も受けなければなりません。
考えることが一気に増えて、不安や焦りがありますが、それでもまだワクワクの方が勝っています。
ただ、もう少し諸々の手続きを合理化できないものでしょうか。アナログというか、昭和の頃から変わっていないというか…。
責任ある国家資格の登録申請だからやむなし…ではなく、マイナンバーもネットもあるのだから令和になっても未だ紙をウン十枚も用意してスーツ&ネクタイ着用の証明写真を撮って…というのはいかがなものかと。
まぁ、変化を拒む日本の性でしょうか。