初詣は人気の無い所へ
新年明けましておめでとうございます。
今年の初詣は引越した今の住まいの最寄りの小さなお稲荷さんへ行きました。
昨年の夏に今の場所へ転居してきたのですが、未だ地の神様の所へ挨拶に行けていなかったので。
風物詩ではあるけれど…
昔は元旦を迎えると同時に有名な神社仏閣へいの一番に参拝したものです。
参拝客でごった返す寒空の下で順番を待ってお賽銭を投げて甘酒を貰って…そのままオールで初日の出。そんな事をしていました。
こういうお正月の迎え方をする人が今なお大勢いると思います。
その大勢のなかの一人だった僕ですが、何年か前に除夜の鐘を打ちに行った時、インフルエンザをもらいました。
もちろん寝正月です。
当番医を探して何とか診療してもらったものの正月休みは寝て終わりました。
それ以来、あえてわざわざ人混みに行かないようにしています。
マスクやクレベリンなどで完全防備して行けば良いのでしょうが、リスク回避です。
そもそも参拝とは?
僕がいつも思うのは、正月の時だけお参りしてハイ終わり。祭りの時も盛り上がってドンチャンしてハイ終わり。そういうのはいかがなものかと。
どんな神様がいて、どんなルーツで鎮座していて、ほとんどの人は考えないでしょう。
手水舎の作法や神社で参道の真ん中を歩かないこと、鳥居の前で一礼することなど気にしていないでしょう。
祭りになれば無礼講。途端にヤンキーみたいのが祭に参加していますが、色んな意味で勘違いしています。
そして人間が去った後には沢山のゴミが落ちています…。神域、境内にも関わらず。
それでいて願い事はガッツリする。
そもそも願い事ではなく日頃の感謝をすることから始まるのです。
参拝のルール云々をとやかく言いたい訳ではなく、その程度の事が分からない人間の近くにいたくないし見たくないのです。
僕は平時から色んなところに参拝しているのですが、人が少ない時の方が清々しますし、初詣でなくても参拝すれば気が引き締まります。
時に神職の方やご住職の方と話すこともできるので、こういった方々ならではの目線で意見を聞くこともできますし、大きな学びや気付きにもなります。
税理士受験でやれどもやれども結果に繋がらない時、どうも世の中がおかしく感じられてならない時、ふとそんな話を正直に伝えてみると思いもよらなかった答えを頂けたりしたものです。
早くこの浮ついた年明け感が過ぎて欲しいものですな。