税理士試験、落ちる時

終わってみると自分のこれまでの受験生活を客観的に見られるようになりました。

不合格の時は試験中に「もう1年かな…」という不安がよぎっていました。

その年もその翌年もその後もずっと大原では常にランクインしていたし、学内で1位を取ったりもしたのですが、本番でダメでした。

大原での好成績を言い訳にし、合否を聞かれると「頑張ったんですけど」「土日もGMも正月も勉強したんですけど」と、何かにつけて「けど」を連発していました。

今思えば、自分の力を自分が信じていなかったかなと。

本番一発勝負なのはプロのスポーツ選手と同じ事が言えると思います。

プロや国の代表として出場している人たちは間違いなく超一流です。

ここまで上り詰めたら個人差ってそうはないでしょう。

なのに本番でミスしてしまう人と成功する人がいるのは、緊張や重圧といったメンタル面での差、勝ちにこだわる気持ちの差といったところでしょうか。

僕もきっと「また落ちたらどうしよう」ってプレッシャーがあったんだと思います。

自分が自分を信じられなかった。そこに敗因がありました。

それでも愚直に、泥臭く。

僕は鬼門の簿記論を突破した時は号泣しましたが、不合格の時は一度も泣けませんでした。

現実を受け入れて、その日から切り替えました。

クリスマスも正月も関係ありません。

元旦も職場にこもって勉強していました。

試験後から合格発表までのブランクを挽回しなければなりません。

年明けから始まる講座にすぐ対応できるようにしました。

よく「年明けから頑張ります」という人を何人も見てきましたが、そういう人はいつの間にか消えていきました。その後税理士になったという話も聞こえてこないので諦めたのでしょう。

たった2〜3週間の事ですが、ここを冬休みとするか、がむしゃらに合格を狙いに行く行動を取るか、合格にいち早く近づきそうなのは…一目瞭然です。

合格までの最後の2年は自信を持って「死にものぐるいで頑張った」と言えます。

働きながら院に行き、大原に通い、簿記の勉強会にも通い続けました。

社会人受験生の中では日本一勉強したんじゃないかと思います。

おかげで「これでダメなら仕方ない」ではなく「合格する!!」と最後まで言い聞かせることができました。

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